手軽にできる「au PAY ポイント運用」をやってみよう

ポイント
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よく「投資は余裕資金でおこなってください」とか言われます。余裕資金って何でしょう。現金、預金がたくさんあれば、もちろんその余裕部分は余裕資金でしょう。でも、こんなご時世で余裕資金なんて、なかなかないですよね。しかし、資金の使える方法が限定されていて、実は私はそれをほったらかしです、という資金があればそれもまた、余裕資金と言えると思います。そうです。auのポイント(Pontaポイント)、それはあなたの持っている広い意味での資金のうち、余裕資金側の存在です。あなたの中でauのポイントが余裕資金だと認識できたら、それが少しでも増えたらうれしいですよね。では、そのポイントを運用してみましょう。それが「au PAY ポイント運用」です。

「au PAY ポイント運用」とは

「au PAY ポイント運用」は「Pontaポイント」を運用するものです。正確には「Pontaポイント」を「運用ポイント」に振り替えて、その「運用ポイント」による疑似投資体験サービスです。従来はauのポイント「au WALLET ポイント」が対象でしたが、現在は「au WALLET ポイント」が「Pontaポイント」に統合された為「Pontaポイント」のアカウントと連携すればこれまでに保有していた「Pontaポイント」も含めて、運用することができるようになりました。

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「au PAY」アプリ内の「au PAY ポイント運用」の画面。
運用ポイントを「+追加する」「-引き出す」のボタンで簡単に操作できる。
尚、ポイント追加は「保有Pontaポイント」を上限として、100ポイント以上1ポイント単位で運用ポイントに追加できる。
また、実際に運用されているポイントの損益が「↑↓」とともに表示される(この場合プラス1,377ポイント)。
ポイントの追加と引き出しを繰り返している場合のトータルの損益はこの画面ではなく、左上の三本線をタップして「運用履歴」から「これまでの合計損益」から確認できる。

「au PAY ポイント運用」のベースは投資信託

「au PAY ポイント運用」のベースとなっている金融商品についてご説明します。auアセットマネジメント株式会社の投資信託である「auスマート・プライム(高成長)」の基準価額に連動して運用ポイントが増減します。正確には、この投資信託と運用ポイントが連動する疑似投資体験サービスです。よって、基本的には投資信託での投資の考え方がこれに適用されるといえます。では、投資信託でおさえておくべきポイントですが、

  1. 投資信託は資産運用のプロがあらかじめ定めた投資方法の基準(一般には、いくつかの投資対象に分散投資する)の範囲内で、その時々の状況に応じて投資し、その成果を投資者に分配するもの。
  2. 投資信託には「基準価額」があり、それが購入時より高くなれば損益はプラス、逆に低くなれば損益はマイナスとなる。元本保証はないので、損をすることもある。
  3. 投資信託はいわゆる指値注文(基準価額を指定した取引)はできない。つまり取引(購入、売却)の申し込み締め切り時点では基準価額は確定しません。よってこれまでのトレンドで取引のタイミングをはかることになります。

上記が投資信託でおさえておくべき一般的なポイントです。
最初に「基準価額」ですが、これは簡単にいうとその投資信託のその日の取引時の価格(単価)です。株でいうと株価みたいなものです(ですが、基準価額は1日一つで株価のように1日の中で変動はしません)。基本的にはこの基準価額が安いときに買って、高いときに売ることによって利益がでます。ただ、それは簡単なようでなかなか難しいです。
それぞれのポイントについて、補足すると、
1.は投資信託の一番の魅力でしょう。投資のリスク低減で重要なのは、なんといっても「分散」です。投資信託では多くの投資家から資金を集めて、大きな資産とし、資産運用のプロが投資対象を分散させて投資します。投資初心者の個人にとっては小さな資金でも分散できる投資信託は非常にメリットがあります。
2.は一般的な金融商品にどうしてもついてまわる元本割れリスクですね。ある程度のリターンを求めるなら、元本割れのリスクを許容する必要があります。だから余裕資金でおこなう必要があります。
3.は投資信託独特ですね。後から売買時の基準価額が確定します。取引後に思っていた基準価額と異なる基準価額で確定する可能性があるということですが、これはプラスに働くかマイナスに働くか、どちらも起こりえます。

投資信託と「au PAY ポイント運用」の違い

投資信託の話ばかりしてしまいましたが、au PAY ポイント運用はあくまでも、投資信託の疑似投資体験サービスですので、投資信託ではありません。
投資信託と異なる点が当然あります。

投資信託と異なる点

・疑似投資体験サービスなので、投資信託を始めるときの口座開設のような面倒な手続きは不要。
・(上記の裏返しですが)疑似投資体験サービスなのでau PAYポイント運用の結果は簡易的なものでしか見ることができず、投資信託では必ずあるような明細が用意されていない(このポイントは基準価額がいくらの時に運用始めたか、ポイント引き出しの時も、どの基準価額で算出されたか明細がない)。
・投資信託では、分配金が発生するものもあり、それによる利益獲得も狙えるが、au PAYポイント運用では分配金は発生しない。
・投資信託では購入の際「購入時手数料」が数パーセントかかるなどコストが発生するが、購入手数料も含めau PAYポイント運用は手数料は一切かからない。

au PAY ポイント運用は上記の通り、面倒な手続き不要でPontaポイントを持っている個人のユーザーは簡単に始められるのは魅力です。しっかりした明細がないのはポイントでの疑似投資体験なので、しょうがないところでしょうか。分配金が無いので、基準価額の変動のみで利益獲得を狙うことにはなりますが、もともとベースの投資信託でも過去実績では分配金を出していないので、今のところ問題とはならないでしょう。また手数料がかからないので、運用ポイントとして追加することだけでのポイントの目減りはないので、これも良い点です。

「au PAY ポイント運用」のポイント増減の仕組み

au PAY ポイント運用のポイント増減の仕組みはこれまで説明の通り、投資信託「auスマート・プライム(高成長)」の基準価額に連動して運用ポイントが増減します。具体的にはauのQ&Aでポイント増減の仕組みを説明しているので、下記に引用します。

運用開始時と引き出し交換確定時の基準価額変動率を運用ポイント元本にかけて算出しています。

例:運用/基準価額10,000円のとき、Pontaポイント100Pを運用(投資)

引出/基準価額11,000円(+10%)になった場合、Pontaポイントも100P×10%=110Pとなります。

au PAY ポイント運用  よくあるご質問

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